
普段着としても着られる着物は、ランチや映画鑑賞などちょっとしたお出かけにもぴったりの装いです。着ることで気持ちが引き締まり、いつもとは違う自分を楽しめます。本記事では、普段着向きの着物の種類や着用するメリット、素材選びのポイントまであわせて紹介します。ぜひ本記事を参考に、着物のある生活を実現させてください。
着物を普段着にするメリット
着物を普段着として取り入れることには、さまざまなメリットがあります。
おしゃれの幅が広がる
まず一つ目は「おしゃれの幅が広がる」点です。着物を着ることで、洋服だけでは表現できない和の要素を取り入れたコーディネートを楽しめます。
さらに、帯や帯飾り、小物を変えるだけで雰囲気を簡単に変えられるため、同じ着物でも何通りものスタイルを楽しむことが可能です。複数の帯を用意しておくだけで、手軽におしゃれの幅を広げられるのも魅力です。
周りと服装がかぶりにくい
次に「周りと服装がかぶりにくい」というメリットがあります。洋服では、流行の色やデザイン、形によって他の人と似たコーディネートになってしまうことがありますが、着物は流行に左右されず、さまざまな色柄が揃っています。
そのため、パーティーや食事会などの場でも、周囲と同じような服装になりにくく、自分らしい個性を演出可能です。TPOに合わせながら、自分の好みや個性を表現したい方には特におすすめです。
気温差に左右されずに過ごせる
さらに、着物は「気温差に左右されずに過ごせる」という利点もあります。洋服を選ぶ際には、事前に天気や気温を調べて調整する必要がありますが、天候が変わったり、予想外に暑くなったり寒くなったりすると、快適さを保つのが難しいことがあります。
しかし、着物は季節に応じて裏地のある袷(あわせ)や裏地のない単衣(ひとえ)を選ぶことで、温度調整がしやすいです。仕立て自体が快適に過ごせるよう工夫されているため、天候や気温の変化を気にせず、一日を快適に過ごすことが可能です。
普段着として気軽に楽しめる着物の種類
普段着として着物を楽しむ場合、着る場面や合わせる小物によって印象を変えられるさまざまな種類の着物があります。
付下げ
まず、少し華やかさを持たせたい場合には「付下げ(つけさげ)」がおすすめです。付下げは、着物を着たときに柄が上を向くように染められたもので、戦後に訪問着よりも控えめな印象で作られました。
お茶会やランチなどのカジュアルな場にはやや華やかすぎますが、ホテルやレストランでのパーティーなどでは上品で適した装いになります。
小紋
次に、普段着として幅広く活用できるのが「小紋(こもん)」です。小紋は柄が一方向に繰り返して染められており、小さな柄が可愛らしい印象を与えます。
そのため、カジュアルなパーティーやお茶会、レストランでの集まりなど、ちょっとおしゃれを楽しみたい時に気軽に着ることができます。
御召
さらに、シンプルで落ち着いた雰囲気を好む場合には「御召(おめし)」が適しています。御召は繊維の束をねじって柄を織り出した着物で、華やかさは控えめですが、ランチ会や芸術鑑賞などのカジュアルな場面にはぴったりです。
また、太めの絹糸で作られる「紬(つむぎ)」は個性豊かなデザインが多く、カジュアルな洋服の感覚で着こなすことができます。街歩きやランチ会、芸術鑑賞に向いており、同窓会や入学式などフォーマルな場にはややカジュアルすぎる印象になります。
普段使いの着物に合わせるおすすめの帯
着物に合わせる帯も雰囲気を大きく左右するため重要です。普段着用には、華美になりすぎない「名古屋帯」や「半巾帯」が適しています。
お呼ばれや少しきちんとした場面では名古屋帯を、街歩きやカジュアルな雰囲気にしたい場合は半巾帯を選ぶとバランスよくまとまります。
羽織を合わせればコーディネートの幅が広がる
さらに、着物に羽織を合わせることでコーディネートの幅を広げることも可能です。羽織を選ぶ際は丈の長さと色に注意し、カーディガンのような感覚で短めの丈をカジュアルな場面に、フォーマルな場には長めの丈を選ぶと良いでしょう。
色は季節感に合わせて選び、羽織を着るときは衿を外側にして着用するのがポイントです。肌寒い時にはショールをプラスすることで、防寒とおしゃれを両立させることができます。
気軽に着られる着物の素材選びについて
普段着として着物を楽しむ場合は、手入れがしやすく着心地の良い素材を選ぶことがポイントです。
木綿素材
まずおすすめなのが「木綿素材」の着物です。木綿は肌触りがよく丈夫で、頻繁に着ても扱いやすい素材です。
汗を吸収しやすく風通しも良いため、暑がりの方や着物を日常的に着たい方にぴったりです。冷えが気になる場合は、羽織や着物用の肌着を合わせて調整すると快適に過ごせます。
洗える着物
また、最近では「洗える着物」も普段着として人気です。従来の着物は手入れに手間がかかり、干したりホコリを払ったりする必要がありましたが、洗濯可能な着物なら洋服感覚で扱えるため、手入れの負担を大幅に減らせます。
購入の際には、取り扱い表示や生地の洗濯可否を確認することが大切です。
まとめ
普段着として着物を取り入れることで、日常のお出かけも特別な時間に変わります。着物は洋服では表現しにくい和の要素を楽しめ、帯や小物を変えるだけで多彩なコーディネートが可能です。付下げや小紋、御召、紬など場面や好みに合わせて選べる種類があり、名古屋帯や半巾帯を組み合わせれば雰囲気も自在に変えられます。さらに羽織やショールを加えれば防寒とおしゃれの両立も可能です。素材は手入れが楽で着心地の良い木綿や、洗える着物がおすすめで、気軽に着物ライフを楽しめます。日常に華やかさと個性をプラスできる着物は、毎日の暮らしをより豊かにしてくれるアイテムです。
おすすめ関連記事
-
着物レンタル関連コラム
着物のカジュアルな着こなし方のアイデアを紹介
着物は日本の伝統的な衣服であり、格式高いイベントや式典での着用が一般的です。しかし、近年ではカジュア ...
-
着物レンタル関連コラム
個性的な振袖コーデのアイデアを紹介
振袖は、日本の伝統的な衣装であり、とくに成人式や結婚式などの特別な日に着用されます。しかし、伝統的な ...
-
着物レンタル関連コラム
十三参りはいつ行く?服装や由来について解説!
七五三を3歳の男の子が祝うようになったり、欧米で定番のハーフバースデーを日本でも祝うようになったりと ...
-
着物レンタル関連コラム
普段の靴のサイズは当てにならない?草履を選ぶときの注意点とは
草履は日本の伝統的な履物のひとつであり、着物とあわせて使用されることが多いです。草履を選ぶ際には、適 ...
-
着物レンタル関連コラム
結婚式で色打掛を着てもいい?白無垢との違いも解説!
和装の結婚式では、白無垢が一般的に思われがちですが、実は色鮮やかな色打掛という選択肢もあるのです。こ ...
-
着物レンタル関連コラム
着物レンタルで失敗しないために|予約方法や準備物からサービス内容まで
着物レンタルでは、予約や準備、着付けなどさまざまな場面でつまずきやすいポイントがあります。この記事で ...









